縄文杉ツアー:カテゴリー
ウィルソン株
翁杉から歩くこと5分。ウィルソン株に到着である。ウィルソン株の名前の由来は、大正時代の1914年にアメリカの植物学者であるウィルソン博士がこの株を調査し、その後博士が屋久杉を世界に紹介したことにちなんでいるそうです。またこの登山道の大株歩道の大株はこのウィルソン株のことでもあるそうです。
この切り株の上の幹の部分は、1586年に豊臣秀吉が大阪城築城に使うために切らせたいう説や、京都の方広寺建立に使われたという説、あるいは、切ったはいいが結局運び出せずに下の谷に横たわっているなど様々な説があるようです。また切った人は、牧村の五郎七という人であることもわかっているそうです。
ウィルソン株の内部
ウィルソン株の中は広く、畳10畳くらいはあります。中は湧き水で水溜りができており、何と中に祠まであります。中から上を見上げると、森の樹々と太陽の光が織り成す自然の光景にしばし時を忘れてしまいそうになりました。この開口部は、方向によってハート型に見えるそうです。うーーん、そう言われるとハート型に見えなくもない。
大王杉
ウィルソン株を過ぎてからが、この登山の最大の難所であった。途中、階段になっているところもあるのだが、その傾斜が急で、しかも長い。太ももに乳酸がたまって、パンパン。もう歩けねぇと投げ出したくなることしばしば。休憩を取りつつ何とか登っていく。ウィルソン株から約40分のところで、この大王杉とご対面。ツアーの中に一人外人がいたのだが、彼も思わず「Oh! My God!」と叫んでいました。縄文杉が発見されるまで、この大王杉が一番大きな屋久杉とされていたそうで、さそがその存在感、ご立派です。
夫婦杉
大王杉の感動の余韻を残しながら歩くこと5分。今度は反対側に夫婦杉の登場。名前の由来はどちらかの枝が横に伸びて、もう一方の杉と一体になっており、夫婦が仲良く手をつないでいる様を想像して付けられたとか。何百年も間、手をつないでいると考えるとすごいですね。ご立派!
縄文杉
夫婦杉を後にして、歩くこと50分。足のももの疲労度がかなり高くなってきた。もう常にパンパン状態である。しかし、ここがふんばりどころ、もう少しで屋久杉とご対面ということで、がんばって歩く。そして、とうとう到達しました。初のご対面です。うーーーん、さすがにすごい。存在感がまるで違う。じっくり見入っていると圧倒されてしまいます。